歯にとって最も大切な基礎治療。山本歯科で特に力を入れている治療のひとつです。1回の治療に2時間ほどかかる場合もあります。 基本的には歯の神経をできる限り健康な状態で保存しますが、感染が深部まで及んでいる場合は神経を除去し、消毒する治療が必要です。
日本人の多くが理想とはかけ離れた処置を受け、痛みや腫れの再発、不快感を覚えていらっしゃることと思います。 また、骨の中で増殖する歯周病菌が毛細血管から体中に回り、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、痴呆症の原因となります。
山本歯科では、マイクロスコープ(手術用実態顕微鏡)、エルビウムヤグレーザー、高周波治療装置、超音波根管洗浄機、ニッケルチタンファイル、MTAシーラー等、最先端機器、マテリアルで完璧な治療に導きます。
病態により、1回30分~2時間程度の治療が数回必要です。
虫歯が進行してしまい、歯の内部にある神経に炎症が及んでしまうと、初期段階では「歯がしみる」などの症状がでてきます。さらにその状態が進行すると「熱いものでも痛い」「物を噛むと痛い」「何もしなくても痛い」という症状がでてきます。人によっては症状がでない方もいらっしゃいます。 この様な状態になってしまうと、神経を抜く必要がでてきます。これを「抜髄」といいます。
また、以前に神経の処置をしていても、内部に細菌が存在して、根の先に炎症を引き起こし、骨の中に病巣を作ることがあります。その場合は再治療が必要になります。これを「再根管治療」といいます。
この2つの治療を「根管治療」と呼びます。ただし、この治療は高度な技術が必要です。一般的な根管治療の成功率は50%以下(保険治療に関しては10%以下という論文もあります)と言われていますが、根管の構造や形態の複雑性、根尖病巣の有無、再根管治療か否かによって異なります。的確な診断の元に、専門医が必要な機器・機材を使用して根管治療を行うことにより、成功率は90~94%に上がります。 根管治療で治癒しない場合には、外科的処置が検討され、時には抜歯となることもあります。
根管治療は山本歯科で特に力を入れている治療のひとつです。先進歯科医療の機材技術を駆使し、可能な限り天然歯を残す方向で治療を行い、難症例の根管治療も数多く行っております。どこまで時間と労力・費用をかけて治療を続けるかは、患者様の歯の保存に関する希望の強さと、口腔内外の機能や管理全体を診断して決める必要があります。
マイクロスコープ(手術用実態顕微鏡)
マイクロスコープとは通常8~20倍に拡大できる顕微鏡です。 マイクロスコープを導入していないクリニックでは、歯の根の長さを測る計測器具で、レントゲン写真、手の感覚による手探りの感覚で根管治療が行われています。
しかし、根管内部は湾曲していたり網状構造になっていたりと非常に複雑な構造をしており、目視では細かな部分まで確認することができません。マイクロスコープを使用すれば目視とは異なり、感染部分を見落とすこともないため、より正確な治療を行うことができます。 マイクロスコープを使用しない根管治療は治療とはいえません。
ニッケルチタンファイル(NiTi製)ファイルとは根管内側の汚染された歯質の除去を行う治療器具です。 ニッケルチタンファイルは従来のステンレスファイルよりも非常にしなやかなため、歯の根の尖端付近まで根管治療が可能です。さらに、ニッケルチタンファイルを用いると従来のステンレスファイル使用時よりも早く確実に治療を終えることができます。
根管治療では細菌の侵入や再感染を防ぐために根管充填剤をすき間なく詰めることが重要です。そして根管充填剤をすき間なく詰めるには、歯の感染層を確実に除去し、歯の根の突端まで貫通させる必要があります。ニッケルチタンファイルで根管治療をすると同時に歯の根の突端までしっかり清掃することにより、根突まで根管充填できるようになりました。
Er-YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)
レーザーを照射することにより、強い殺菌・消毒効果が得られます。 患部を滅菌しながら処置する事のできる唯一の方法です。 今までの治療と比べ痛みが少なく、感染が起こりにくいので神経を取らずに処置できる可能性が高くなります。山本歯科は開業医として早期に臨床に導入し良好な予後を得ています。現在は2世代目の機器を導入し、虫歯以外のいろいろな症例で威力を発揮しています。
超音波根管洗浄機超音波振動付きファイル(針)を使用して、確実に感染層を除去し根管内洗浄を行います。 注入された消毒薬が根管内で発生する*1「キャビテーション効果」により、根管内の異物や汚物が根管内に浮遊し、排出されます。これにより従来に比べ数倍も効果の高い根管洗浄が可能となりました。
*1キャビテーション効果:装置の振動により、洗浄液から無数の気泡が発生し、これらの気泡同士が衝突する際にできるエネルギーによって根管内の汚物・削片が取り除かれる作用のこと。
高周波治療装置
根管内に通電し、発熱により根管内を滅菌します。ジアテルミーと言う、組織に微弱な電磁波を流す事により患部の温度を体温より約2度上昇させ、白血球の活動を活発にし生体の自然治癒力を高めます。 また、超音波による根管治療、顎関節症、歯周病治療等に効果があります。
封鎖性・生体親和性に優れた充填剤で細菌の侵入を未然に防ぐMTAセメントを使用します。根管内の感染物質を取り除いた後、洗浄・消毒を完了したら、最後に充填剤で封鎖を行い、歯髄腔(神経を取り除いた空洞)に感染源が侵入しないようにする必要があります。 当医院では、従来使用されているガッタ・パーチャポイントだけでなく、症例に応じて封鎖性・生体親和性に優れたMTAセメントを使用しております。
〒248-0006 神奈川県鎌倉市小町1-5-30 小松屋ビル4F
TEL:0467-23-1102
最寄り駅:鎌倉駅(JR横須賀線、江ノ電)、東口改札正面
休診日:木・日・祝
近くに同じ名前の歯科医院があります。 くれぐれもお間違えのないようご来院ください。